石州瓦の内容

石州瓦って、やっぱりすごい。 ~石州瓦の品質~

石州瓦の特徴は、何といっても、焼成温度が高く、瓦自体が焼締まっていて、硬く強いこと!!! 
3大産地(三州、石州、あわじ)の中でも最も高い焼成温度で1200℃以上。
焼締まっていて硬く強い石州瓦は、瓦の自然災害である『凍害』、『塩害』に対して非常に強い!

粘土瓦産地別の焼成温度・耐火度比較

石州瓦 他産地A 多産地B  
焼成温度 1200度以上 1100度〜1150度 970〜1100度
耐火度(坏土) SK17〜19 SK16〜18 SK16

吸水率の比較

比較イメージ図

凍害試験(JIS A5208:1996粘土瓦)

試験体を、前処理として15~25℃の水中に24時間浸漬しておきます。そして-20±3℃の冷気中に8時間以上静置した後、15~25℃の水中に6時間以上浸漬。これを1サイクルとして、試験体の異常の有無を確認します。

石州瓦業界では、このサイクルを25回繰り返し、瓦に異常がないことを確認、品質の安定向上に努めています。

厳しい条件の試験を25回繰り返し、ひび割れやはく離などの異常は認められませんでした。繰り返し試験回数25回は、石州瓦業界で取り決めた回数で、日本各地の瓦産地の中でも最も多い回数です。

寒さにつよい!

塩害試験(オーストラリア/ニュージーランド規格AS/NZS4456の方法を適用)

瓦を硫酸ナトリウム水溶液中へ浸漬し、その後乾燥させる操作を1サイクルとし、これを40回繰り返す試験で、瓦の素地への影響を測定しました。写真はその影響を表したものです。

  • 石州瓦
  • ■石州瓦
  • 殆ど塩害が見られない石州瓦の試験体
  • 他産地A
  • ■他産地A
  • 塩害で素地の周辺がボロボロになった他産地の瓦
  • 他産地B
  • ■他産地B
  • 塩害で素地の半分がボロボロになった他産地の瓦
  • 実際に塩害の被害を受けた瓦
  • 実際に塩害の被害を受けた瓦

石州シバオのべっぴん瓦はここが違う!

べっぴん瓦とは、石州シバオの瓦の総称です。
屋根(瓦)は、雨、風、日照を防ぎ、家を守ることが第1の目的ではありますが、同時に家の外観(見た目)の良さを維持する部分としても重要な場所です。
べっぴん瓦はきれいな屋根をつくり、大切な家をしっかりお守りします。

  • べっぴん瓦
  • 白いシバオの瓦
  • ■白いシバオの瓦
  •  (石州水上瓦)
  • 赤褐色の他社の瓦
  • ■赤褐色の他社の瓦

この素地の色の違いは、
瓦の原料である粘土の中に含まれる鉄分量の多少によるものです。

鉄分が少なければ素地は白くなり、鉄分が多くあればあるほど、素地の色は赤味を帯びた褐色となっていきます。鉄分の少ない白い素地の瓦は、風化に強く、海岸部などで見られる塩害に非常に強いことが特徴です。

白く美しく、広大な粘土採取場

業界トップクラス、100ヘクタールもの美しい原土を保有していることで、長期安定した高品質の瓦が生産できます。

白く美しく、広大な粘土採取場

独自の水簸(すいひ)による滑らかな土造り

原料土を溶かし、0.5mm角の網を通し、原料土中の不純物を取り除くことで、キメ細かな美しい肌の瓦が生まれます。

粘土瓦を製造する為の原料土は天然素材である為、原料によっては不純物が非常に多いものもあります。この不純物を完全に除去することは、非常に困難ではあります。 シバオでは瓦の表面(肌)がより綺麗なものになることに努めて、原料土造りをしております。

独自の水簸(すいひ)による滑らかな土造り

いつまでも美しい

石州瓦の特徴の自然災害に強い、経年変化も少ない屋根材です。

石州瓦動画でご紹介

01.オープニング

02.雨風に強いウルトラ3S瓦スーパー

03.台風地震に強いウルトラ3S瓦スーパー

04.雪に強いウルトラ3S瓦スーパー

05.人に優しいウルトラ3S瓦スーパー

06.建物に優しいウルトラ3S瓦スーパー

07.経済性に優れたウルトラ3S瓦スーパー

08.棟部分の説明